コロナの分類、5類へ引き下げはいつ?ワクチンは有料化か

ウイルスイメージ画像

新型コロナウイルスと人類が戦いを始めて丸3年が経とうとしています。3年目の今、経済を同時に回すなどの理由から強い行動制限は求められていません。Withコロナの時代が本格的に到来しました。

日本のコロナ感染者数は第7波の真っ最中。感染者数は第6波の比にならない程の数になっています。

現在、新型コロナウイルスは「新型インフルエンザ等感染症」(2類相当の扱い)に分類されています。

分類は他に1〜5類までありますが「新型インフルエンザ等感染症」の分類が一番措置の制限が強いです。(2類は重症急性呼吸器症候群(SARS)、5類は季節性インフルエンザなどがある)

濃厚接触者の外出自粛要請などもあり職場や家族で新型コロナウイルスの感染者が発生してしまうと職場に負担がかかります。

学校も集団活動しにくくなる現実があります。

早くこの厳しい制限のかかる「新型インフルエンザ等感染症」の分類を引き下げて欲しいとの声が多く聞かれるようになりました。

今回は、新型コロナウイルスの5類への引き下げがいつになるのか?もし引き下げられた時の私達に直接影響するメリットとデメリットを考えてみました!

コロナの分類、5類へ引き下げはいつ?

それでは新型コロナウイルスの分類が引き下げられるのはいつになるのでしょうか?

2022年7月31日の記事です。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを現在の「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザと同様の「5類」に引き下げる可能性について、「感染が拡大しているこのタイミングで変更することは考えていない」と述べた。

毎日新聞

第7波の真っ最中の間は新型コロナウイルスの分類が5類に引き下げられる可能性は低いです。

政府は新型コロナウイルスの流行がオミクロン株中心となり、重症化率が低下していることを踏まえ、現在「2類相当」としている新型コロナの感染症法上の位置付けを「第7波」収束後に見直す方向で調整に入った。厳格な対応を緩和することを想定。全感染者の情報を集約する全数把握取りやめの是非などについて検討を進める。

JIJI.COM

第7波が収束したら5類へ引き下げられる可能性が高いことが分かりました。

コロナの分類、5類へ引き下げはいつ?5類になった時のメリットは?

仮に第7波が収束し、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられたとしたら、私達にどんなメリットがあるのでしょうか?

東京新聞提供

上の表を見て下さい。メリットを挙げます。

濃厚接触者の自粛要請解除

現在の新型コロナウイルスの分類だと濃厚接触者の外出自粛が求められて居ますがこれがなくなることになります。職場のひっ迫した負担も軽減されます。学校にも通うことができます。

無症状者への適応が解除

無症状者の適応もなくなり、無症状者は患者とみなされることがなくなります。職場のひっ迫した負担も軽減されます。学校にも通うことができます。

就業制限の解除

就業制限解除で職場の手が足りない!って事も少なくなります。

保健所・医療機関の負担が減る

新型コロナウイルスの「新型インフルエンザ等感染症」の分類だと入院勧告などが必要です。しかし5類に分類されると保健所の入院勧告などが必要なくなり保健所や医療機関の負担が減ります。

つまり、医療のひっ迫が減り、コロナ前の様な状態に近づけることができます。本来治療を受けるべき患者の治療が出来るようになったりするなど。

経済が回りだす

新型コロナウイルスの「新型インフルエンザ等感染症」の分類だと強い活動制限が生じていて、経済も回りにくいです。

分類が5類になり季節性インフルエンザと同じ様な扱いになれば、自粛していた活動も活発に行えるようになり、必然的に経済は回りますね。

コロナの分類、5類へ引き下げはいつ?5類になったときのデメリットは?

新型コロナウイルス感染症の5類への引き下げでメリットは沢山あることが分かりました。一方でデメリットには何があるでしょうか?

入院などを強制できる「危険性が高い感染症」から外れるため、治療費などを公費で全額負担する法的根拠がなくなる。他の「5類」感染症との整合性もあり、患者負担が生じる可能性が高い。

東京新聞

治療費が無料から患者負担の可能性も

新型コロナウイルスの「新型インフルエンザ等感染症」の分類だと、新型コロナウイルスに罹った時の治療費は全額公費負担です。

しかし、5類に引き下げられると治療費は患者負担になる可能性があります。

インフルエンザと新型コロナの薬代金の比較

インフルエンザの薬:2千円前後
新型コロナウイルスの薬:2万円以上(注射なども含めると約10万円になることも)

*新型コロナウイルスの薬はインフルエンザの薬の10倍以上になりますね。

ワクチンの有料化の可能性も

加藤厚労相は衆院厚労委で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを5類に引き下げた場合に「まん延予防上緊急の必要性がないとなれば、特例臨時接種が終了することになるだろう」と述べ、現在全額公費負担のワクチン接種の有料化も理論上あり得るとした。

KYODO

ワクチンは抗体量の減少で複数回のワクチン接種を接種していかなければならないのが現状です。永遠に無料で実施するのは現実的にも無理があるように思えます。

5類に引き下げたタイミングでワクチン接種が有料化される可能性も大いにありますよね。

治療費患者負担による受診自粛による感染拡大

治療費に患者負担がかかると、当然受診できなくなる方も、控える方も出てきます。ワクチンが有料化されれば接種をしない人も増えるでしょう。そうすると感染拡大が今より大きくなる可能性があります。

コロナの分類、5類へ引き下げはいつ?世間の反応は?

皆さんは新型コロナウイルス感染症の分類引き下げについてどう感じて居るのでしょうか?

Twitterでは新型コロナウイルス感染症の分類を5類に引き下げる事を慎重に思う方も居る一方、現実的に仕事が回らなくて悲痛な叫びも聞こえてきます。

岸田内閣を批判する方も散見されました。

まとめ

オミクロン株以降の重症化率が低いことなどで、新型コロナウイルス感染症の分類を5類に引き下げる事が検討されています。

引き下げ時期は第7波が収まってからの可能性が高いことが分かりました。

引き下げによるメリットもデメリットもそれぞれありました。

重症化し易い人、した人が安心して受けられる医療体制が整っていれば、長い目で見ると5類に引き下げてもいい時期に来ているのではないかと個人的には感じています。