2022年10月28日、佐藤天彦九段が永瀬拓矢王座戦で、佐藤九段が一定時間マスクを着けずに対局。日本将棋連盟が新型コロナウイルス対策として設けた臨時対局規定に基づいて佐藤天彦九段が反則負けとなりました。
臨時対局規定が曖昧な事、情勢が臨時対局規定が制定された時期と変わっているなどの理由から、佐藤天彦九段の反則負けは気の毒だという声が沢山上がっています。
今回は、佐藤天彦九段が対局中にマスクを外したのはわざとなのか?を考察して行きます!
佐藤天彦がマスクを外したのはわざとではない?
それでは、まずは問題の場面を動画で見てみましょう!
佐藤天彦九段が112手の後にマスクを外しました。それ以後1時間以上、佐藤天彦九段はマスクを外した状態で対局を続けます。
体が揺れていますし、集中しながら無意識にマスクを外して居るように感じます。
その間、永瀬拓矢王座は離席が増えます。佐藤天彦九段のマスクが気になって集中力が切れてしまっている様子でした。
佐藤天彦がマスクを外したのはわざとではない?世間の反応は?
皆さんは今回の佐藤天彦九段のマスク事件についてどう感じているのでしょうか?
「マスクの着用をお願いします」と一言注意をすれば済む問題なのでは。
— れおまる🌒 (@yui_cruising) October 28, 2022
ちなみに天彦九段は敢えて着用しなかったのでは無く、水を飲む際に外し、そのまま思考に耽って付けるのを忘れてしまっただけです。 https://t.co/Szgv7XjMKF
反則負けした佐藤天彦九段はおそらくわざとマスクしなかったわけじゃないです。
— 羽生 (@HabuRyuomeijin) October 28, 2022
佐藤天彦九段は今までも対局中にマスクを外して注意を受けた事があるようです。しかし今回は注意を受けること無くいきなり反則負けが下されました。
反則負けを伝える前に一言注意があっても良かったのでは?と感じる方が多かったです。
佐藤天彦がマスクを外したのはわざと?終盤は息苦しい!
興味深い棋士さんのコメントを見つけました。
「対局中は脳をフル回転させます。終盤はなおさら。誰だって息苦しい思いはしたくないけど我慢しています。不織布マスクは相当研究しました。対局中は呼吸がしやすいタイプに換えますが、それでも苦しくなる時はある。その時対局相手がノーマスクだと、そりゃイライラしますよ(苦笑)」
文春オンライン
やっぱり、将棋は頭をとても使うので終盤は特に息苦しくなる事があるようです。
この日も対局が始まって5時間は経過していました。終盤に差し掛かるに連れ、お互い頭をフル回転させて居た時間帯だと思います。
永瀬拓矢王座もマスクを外した状態である事を佐藤天彦九段に伝えるかのように、マスクを着用するときにオーバーアクションでマスクを着けているようにも見て取れます。
まとめ
佐藤天彦九段がマスクを着用せずに1時間以上対局したのは、将棋に集中するあまり、わざとでは無く、うっかり忘れた可能性があります。
その理由は対局の終盤に差し掛かると、特に頭をフル回転させるためです。すると息苦しくなるからです。
臨時対局規定第1条が決まったのが2021年1月です。その頃の情勢と2022年10月では変化していること。対局中は喋らずに静かで感染の恐れは少ない。などの理由から臨時対局規定第1条の見直しが望まれています。