2023年、鳥インフルエンザの影響で、過去最高値が続いている卵。飲食店では卵を使ったメニューを一時休止するなど、卵不足は深刻です。
オムライスを食べたくて入ったお店に、オムライスのメニューが一時休止中だったらがっかりしてしまいますよね。
そんな中、話題なのは代替卵(だいたいたまご)です。聞き慣れない言葉ですね。卵不足でも、卵(のようなもの)が食べられたら嬉しい方も居るのでは?
でも卵の代わりの食べ物って怪しくないですか?安全に食べられるのでしょうか?
今回は、代替卵は安全なのか?中身は何なのか?を調査します!
代替卵は安全?中身は何?
早速、代替たまごの中身を調べてみましょう!中身が分かれば安全かどうか分かります。
HOBOTAMA(ほぼたま)
最初にキューピーから発売されている、HOBOTAMA(ほぼたま)の原材料を調べます。
豆乳加工品や脱脂アーモンドパウダーなど植物性原料を使い、卵の風味を再現した商品。
豆乳加工品(国内製造)、植物油脂、食塩、酵母エキスパウダー/トレハロース、加工でん粉、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、乳酸カルシウム、クチナシ色素、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に大豆を含む)
HOBOTAMA(ほぼたま)の保存方法は冷凍です。
HOBOTAMA(ほぼたま)
次にカゴメから発売されているEver Egg(エバーエッグ)の原材料を調べます。
白インゲンとニンジンをベースにした商品。
食用植物油脂(国内製造)、白いんげん豆ピューレー、人参濃縮汁、エンドウたんぱく、食塩、酵母エキス/トレハロース、増粘剤(加工デンプン)、乳酸カルシウム、増粘多糖類、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、香料
HOBOTAMA(ほぼたま)の保存方法は冷凍と常温の2つのタイプがあります。
両者とも、「加工でん粉」が入っています。
加工デンプンの中で、特に健康上懸念されているのは、発がん性があるとされているプロピレンオキシドやプロピレンオキサイドを使用する、ヒドロキシプロピルデンプン・ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンです。
WHITEFOOD
どちらも低温への耐性があり、冷凍が可能なため、でんぷんが老化するのを防ぐ働きがあり、冷凍食品などに使用されますが、欧州では幼児向けの食品に使用することを禁止されています。
加工でん粉には発がん性のリスクはありそうです。しかし、食品添加物には様々なものがあります。危険度ランキングを調べてみました。
- 食品添加物危険性ランキング10!
- ①亜硝酸ナトリウム
- ②アスパルテーム
- ③アセスルファムK
- ④合成着色料
- ⑤安息香酸ナトリウム
- ⑥ソルビン酸カリウム
- ⑦OPP、TBZ
- ⑧臭素酸カリウム
- ⑨カラギーナン
- ⑩BHA 食の安全ノート
HOBOTAMA(ほぼたま)にも、Ever Egg(エバーエッグ)にも危険度が高い食品添加物は使用されていませんでした。
代替卵は安全?中身は何?卵アレルギーでも食べられる?
調査した通り、代替卵には卵の成分は使用されていませんでした。
代替卵は豆乳などの植物性原料を使って卵の風味や食感などを再現した食品です。なので代替卵は卵アレルギーの人でも楽しめます。
代替卵の値段は卵より安い?
代替卵は卵の代わりになる食品です。卵が高騰している今、卵より安かったらいいですね。そこで値段を調査しました。
一人分120gで367円
一人分130gで398円
HOBOTAMA(ほぼたま)もEverEgg(エバーエッグ)も一人分のスクランブルエッグとして食べた時を仮定して卵の値段と比較します。
卵1パック混合サイズ10個入りの全国平均小売価格は2023年2月は262円です。一人分のスクランブルエッグを卵2個を使って作ると仮定します。
262円÷10個×2≒52円
結論から言うと、卵を使った方が代替卵を使ってスクランブルエッグを食べるよりずっと安い事が分かりました!
卵が高い高いと言われて居ますが、昔と比べると相対的に高いという話で、スクランブルエッグを作って食べる分にはまだまだ家計の味方と言うべきでしょう。
代替卵は安全?メリットは?
卵が代替卵より値段がずっと安い事が分かりました。ならば、代替卵のメリットでどこにあるのでしょうか?
・原材料に卵を使って居ないので卵アレルギーの方でも食べられる。食の楽しみが広がる。
・常温保存のもの(エバーエッグ)があるので保存に便利。1年間保存出来るので保存食としての利用も可能。
・ガス排出削減、家畜を育てるための水資源の節約など食料問題の解決策の1つと期待されている。
代替卵は安全?中身は何?まとめ
代替卵は食品添加物は使われていますが、食品添加物危険性ランキング10!には載っている成分はありませんでした。つまり、日常生活で普段通り食事を摂ってる方には過敏に添加物を意識する必要のないレベルだと判断しました。
代替卵の中身は豆乳などの植物性原料を使って卵の風味や食感などを再現した食品だと言うことが分かりました。
値段だけを比べてしまうと卵の方が代替卵よりコスパはいいです。しかしそれ以上のメリットが代替卵には有ることが分かりました。
鳥インフルエンザで卵が不足している今、代替卵を上手に使って食事を楽しみたいですね。